アフターサービス
AFTER SERVICE
ミロク機械のアフターサービス

私たちはアフターサービスも製品の一部だと考えています。性能・生産性を維持し、長くお使いいただけるよう、ミロク機械では安心をお約束するアフターサービス体制を整えています。
長い年月をかけて蓄積したノウハウと匠の技によるメンテナンス。営業担当者による定期的な巡回や技術者派遣などのフォローも行い、導入いただいた機械を見守り続けます。
ガンドリル加工の
トラブルシューティング

CASE01折損事故
折損の時期
主な原因
対策・確認項目
- 喰い付き時
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- 機械
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- 送り機構のチェック
- 被削材のクランプにゆるみはないか
- 振れ止めブッシュの設定は適正か
- ドリル
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- 再研削に問題はないか
- ブッシュ端面不良
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- 油もれや、切くずのかみこみはないか
- 中間加工時
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- 機械
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- 送り速度にムラはないか
- 刃先損傷大
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- CASE02 工具寿命 を参照
- ぬけぎわ
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- 送り速度
-
- 送り速度を下げる
- 戻り時
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- 被削材形状
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- 斜めのぬけぎわによる穴曲りはないか
- 穴径小によるバニッシュ
トルクの増大 -
- 切削速度を下げる
CASE02工具寿命
トラブル内容
主な原因
対策・確認項目
- 工具寿命が短い
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- 切削条件不適切
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- 送切削速度を上げすぎていないか
- 送り速度の上げすぎ、下げすぎではないか
- 機械
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- スピンドルの振れが大きくないか
- スピンドルとドリルブッシュの同心度チェック
- ドリルブッシュとドリルのクリアランスが大きすぎないか
- レストブッシュの適正な設定
- 工具
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- 刃先角度や、ガイドパットの適正な選定
- ドリル全長が必要以上に長すぎないか
- 再研削は適正か(砥石粒度、前の損傷の残存など)
- 切削油
-
- 切削油の適正な選定(極圧添加剤、粘度など)
- 切削油の濾過を充分に行なう
- 油温が高すぎる場合、タンク容量を増す。オイルクーラーの設置
- 被削材
-
- 材質にムラはないか
CASE03加工精度
トラブル内容
主な原因
対策・確認項目
- 仕上面あらさ不良
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- 切削条件不適切
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- 送り速度を下げる
- 機械
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- スピンドルの振れ、送り速度のムラ、ドリルブッシュの精度、被削材のクランプのチェック
- 工具
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- ドリルのクランプにゆるみなどはないか
- 切削油
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- 切削油の適正な選定
- 切削油の濾過を充分に行なう
- 真円度・円筒度・拡大代
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- 切削条件不適切
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- 送り速度の適正な選定
- 機械
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- ドリルブッシュ精度、ドリルブッシュとスピンドルの同心度を高める
- 工具
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- 刃先形状、角度の適正な選定
- 切削油
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- 切削油の適正な選定
- 曲り
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- 機械
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- ドリルブッシュ精度、ドリルブッシュとスピンドルの同心度を高める
- 工具
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- 刃先形状・角度、ガイドパットの適切な選定
- 被削材
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- 偏肉、材質にムラはないか
- 斜め喰付はしていないか
CASE04切くず処理
トラブル内容
主な原因
対策・確認項目
- 切くずつまり
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- 油圧が低い
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- 油圧の正しい選定
- 油量が少ない
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- 油量の正しい選定
- 油の粘度が高すぎないか
- 好ましくない切くず形状
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- 切くずが長い場合、送り速度を下げる
- 刃先形状、角度の正しい選定
- 機械
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- 切粉排出がスムーズに出来ているか
- 切くず巻きつき
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- 糸状切くず
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- 送り速度を上げる
- アウターコーナーの摩耗が過大になっていないか
- アウターコーナー、またはアウター切刃にチッピングの発生はないか
- 再研削時の砥石粒度があらすぎないか
- センタ穴加工時の糸状切くずの場合は、NC機の場合はインチング送リとする
- ジャバラ状切くず
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- 先端、または先端に近い切刃にチッピングはないか