先輩からのメッセージ

MESSAGE

設計も職人の世界。
誇りを持って図面に向かう

技術部設計課設計係

古味慎也

一人前になるにはまだまだの、
奥深い世界

「設計も職人の世界です」。そう言い切るのは、技術部設計課の古味。設計係になって今年で11年目になりますが、社歴の長い従業員が多いミロクでは中堅社員。「まだまだ勉強中です」と語ります。工業高校出身の古味は、高知県内で工作機械の職を希望していました。就職先の候補は何社かあったものの、第一希望はミロク。採用が決まった時は飛び上がるほど嬉しかったそう。

設計士は専門職。特にミロクは専用機が多いので、お客様のニーズに合わせて仕様を設計していきます。学校で学んだとはいえ、新卒の場合は昔の手書きの図面をデータ化するなど、図面や機械に慣れるところから始めます。古味も入社当時は、何枚も書いては次へ、の作業の繰り返しを1ヶ月ほど続け、その後は組立図を作る作業をしばらく続け…と、先輩に教えてもらいながら一から学んでいきました。

「今でも複雑な設計の話になると、現場からは『こんなものが実際に作れるのか?』などと聞かれたりしますし、少々難しくなったら加工係や組み立て係のところへ相談しにもよく行きます。一人前になるにはまだまだかかる、奥深い職種だと思います。」

経験がものを言う世界で、
先輩たちの背中に憧れ

「長く働いている先輩は、知識だけではなく、図面を書く力や情報量が半端ないです。やはり経験がものをいう世界なんだと痛感します。図面を見ただけで『これは現場で組み立てにくい』などとスパっと言われると、惚れ惚れします。自分も、判断をもっと素早く的確にできるようになりたいです。」

煮詰まった時は同じ設計の上司や先輩と、少しでも見やすく作りやすい図面にするよう納得いくまで話し合いを続けます。経験からのアドバイスを受けると方向性も見えてきて、自分なりに修正ができるようになります。それまでの新人がそうであるように、古味もまたそうやって何度とないチェックバックを通して少しずつ成長してきたのです。

「先輩の手を止めてしまうのは心苦しいと思いながらも、相談すると嫌な顔ひとつせずに丁寧に教えてもらえました。今、自分には後輩がいますが、先輩方に支えられてきたことを振り返って、同じように後輩に向き合いたいと思っています。いざ自分が指導する側に回ると本当に大変で、当時の先輩たちには感謝してもしきれないですね。」

完成品を見た時、
それが評価された時が嬉しい

設計は、ものによって難易度も制作期間もまちまちです。オーダーが来てから1〜2ヶ月で納品できるものもある一方で、半年以上かかるものもあります。ものづくりに関わる人の多くにとって完成品を見ることはとても嬉しいものですが、古味も「もちろん、完成した時が一番嬉しい」と語ります。

「自分が考えた組み立て図面から実際にものができて、無事に動いているのを見ると、自分の子どもがようやく立ち上がったかのような(笑)、なんとも言えない感動と安心感が湧いてきます。さらにそれがお客様からいい評価をもらったりすると、『この仕事をやっていてよかった!』と心から思えますよ。この喜びがあるから、ちょっとやそっとでは辞めずに長く残る社員さんが多いのでしょうね、この職場は。」

大切なのは、自分なりの意思を持って業務に向かうこと

古味はまた、「工場だから、流れ作業だからと言って遠慮せず、製品をよくするための自分なりの意見を持っていた方がいい」とも言います。

「もともと、ものづくりを志望する人は意思がある人が多いと思います。それをきちんと受け止めてくれるのがミロクの魅力。流れ作業で仕事をつまらなくするのも、やりがいを感じながら誇りを持って取り組むのも、すべて自分の意思で決まります。仕事をおもしろくしたい、と考えている人には、ぜひチャレンジしてもらいたい職場ですよ。」

ミロクをよく知る人からは、「いいものを作っている会社」「従業員のプロ意識が高い会社」と評価をいただいており、それは会社としてはとても誇らしいことです。従業員の意見を尊重し、一人ひとりを受け入れる風土であることも、その高評価の一環であるのでしょう。

ミロク機械株式会社

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